治療法について症状説明

◆◇東洋医学解説 「肺」の解説 ◇◆

こんにちは。整骨院 RESETの院長伊藤力です。

今回は「肺」についてご説明します。

肺は湿気が必要で、冬の冷え込みやエアコンによる乾燥に注意して、免疫力を高く保つようにしましょう。

 

【肺】

肺は呼吸に関与する鼻も司る、他には皮や毛、肌とも関係が深いとされています。

 

・宣発作用(せんぱつ)

宣発とは発散や散布するという意味。

気や津液(水)、栄養分、衛気などを全身に拡散させて、濁気を体外に排出させます。

 

・粛降作用(しゅくこう)

外から肺で精気を気道に吸い込む作用。気や津液を上から下に降ろして、大腸から排泄のコントロールをします。

 

・皮毛による人体の防衛作用

粛降作用で肺気が充実していると、皮や毛にエネルギー(気)と水分(津液)で外邪の侵入に対する抵抗力が強まり、免疫力や風邪も引きにくくなります。

 

【肺の症状】

五臓の中では外邪に一番弱い臓器とされています。

他の臓器(腎、脾、肝、心)からの影響も発生しやすいのが特徴です。

 

・肺気虚

肺の生理機能が減退している状態。呼吸と津液(水)の輸送機能を低下させる。

喘息や呼吸に力がない状態、外邪の侵入を受けやすくなって風邪になりやすい。

 

肺気虚

風邪で肺の宣発作用が低下した場合、脾の働きが低下して肺気が養われない場合に生じる。

疲れてくると症状が出やすく喘息、顔色がすぐれず、寒がり、すぐ風邪を引いてしまう。

 

・肺陰虚

肺は湿気を好み、乾燥を嫌う性質があり、肺気虚が悪化した場合や乾燥して熱くなると、水が不足して熱(虚熱)を生じる。

炎症や慢性症状、加齢、栄養状態失調などで水と血が肺に不足することが原因。

乾いた咳、量は少なく粘っこい痰。常にノドがカラカラに乾き、声はかすれる症状。

 

・風寒束肺

冬の寒さや冷房による影響など風寒で、宣発作用の低下から気逆が発生しまった状態。

寒気が強く、痰や鼻水は透明が特徴。激しい咳・頭や顔のほてり・喉の痛みなど一般的な風邪症状も伴う。

 

・風熱犯肺

風と熱の邪気が体表と肺にとどまった状態。

喉の強い痛み、痰や鼻水が黄色であるのが特徴。他に激しい咳嗽・呼吸困難、頭痛などの風邪の症状も発生する。

 

・燥邪犯肺

燥邪が肺の潤いを損なうことで、肺の機能が低下した状態。

喉・唇・鼻・肌の乾燥、痰は少なく粘っこい、鼻水も少なく、鼻がつまりやすい、痰が出てもすっきりしない、乾いた咳をするなどの風邪症状も伴う。

 

【院長からのメッセージ】

肺はエアコンを使う夏や冬には注意が必要です。

冷たい風の受け過ぎ、暖房による乾燥で肺の負担を増やし過ぎないようにしましょう。

大根、白菜、レンコン、山芋、かぶ、梨など白い食べ物も肺と相性が良い食べ物です。

 

当院はベッド1台でお1人ずつ丁寧にヒアリング・治療・説明まで行うため、患者様対応でLINE返信が遅れることがございます。

事前にご予約を頂かないと施術をお受けできないことが多々ありますので、お早目のご予約をお勧めいたします。

月曜日を除いて8時〜21時受付(火曜8時〜17時受付)まで営業しております。

 

整骨院公式LINE @URL

整骨院 RESET

伊藤力

国家資格:柔道整復師・鍼灸師所持

業歴:19年目(2006年~)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です