治療法について症状説明

◆◇東洋医学解説 「津液」の解説 ◇◆

こんにちは。整骨院 RESETの院長伊藤力です。

今回は「津液(しんえき)」についてご説明します。

東洋医学で気、血、津液は生命活動を維持するために必要な物質としています。

津液は例えると水と記載されていることがあります。

 

【津液】

血(血液)以外の体液のこと。

血液の原料となる血漿のような存在で、血を栄養させたり、サラサラにして流れやすくします。

津液は脾臓や胃で、水や飲食物を分解して、一部の水分が津液となります。

脾臓と胃の作用で津液は全身を潤して、最終的には腎臓のコントロールによって回収、膀胱に集めた後に尿として排泄されます。

 

・津

皮膚・筋肉・体孔・目・鼻・口・性器など体の表面を流動的に動き、潤して乾燥を防ぐ作用があります。

津は澄んで粘り気がなくサラサラしています。

 

・液

骨・関節・臓腑・脳・脊髄など、特定の部位に流れ、1箇所に留まり、潤いと栄養を与える作用があります。

液は濁って粘り気があります。

 

【寝汗・盗汗】
汗も津液の一種です。
津液は生命活動に必要な水液であり、衛気という気ともに体内を循環しています。
大量に汗をかき過ぎると、外邪の侵入から身体を保護できなくなります。
蒸し暑い夜に汗、風邪を引いて発熱のときにみられる寝汗は正常な生理現象ですが、無駄な寝汗は体内での異変を示しており、体力を消耗させ睡眠の妨げにもなります。

 

【寝汗の原因】
陰陽の関係で正常は日中が陽、夜間が陰です。昼間は陽気が、夜間は陰気が盛んになります。
バランスが乱れると夜間に陽気が盛んになり、寝汗が発生します。

 

・肺衛不固(はいえふこ):汗の分泌を調整する役割である肺の機能が低下して、衛気が不足
・心血虚(しんけっきょ):過度の心労によって、衛気が衰弱。
・陰虚火旺(いんきょかおう):慢性的に体調不良や過労で熱邪になり、熱邪は夜間に勢いが増加して寝汗が出ます。
・湿熱(しつねつ):油っぽい食事やアルコールの摂取。

 

 

【院長からのメッセージ】

当院は個々に合わせて施術も、説明も大きく変わりますが、特に身体の回復が早い方ほど、自ら考えて運動や飲食による健康対策をしている方が多いです。

津液が気候変化や感情変動、飲食、疾病や疲労による影響も受けるため、日頃から健康対策をしている方が身体も正しい状態に適応しやすくなります。

大きなことからではなく、ストレスにならない小さなことから、毎日コツコツと続けてみましょう!

当院はベッド1台でお1人ずつ丁寧にヒアリング・治療・説明まで行うため、患者様対応でLINE返信が遅れることがございます。

事前にご予約を頂かないと施術をお受けできないことが多々ありますので、お早目のご予約をお勧めいたします。

月曜日を除いて8時〜21時受付(火曜8時〜17時受付)まで営業しております。

『整骨院公式LINE @URL』

整骨院 RESET

伊藤力

国家資格:柔道整復師・鍼灸師所持

業歴:18年目(2006年〜)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です